性感染症

性感染症について

性感染症について性感染症は、「性的接触によって感染する病気」とされていますが、性的接触は普通の性交に加え、オーラルセックスやアナルセックスも含まれます。無症状や軽い症状であることが多いため感染が広がりやすく、クラミジア、尖圭コンジローマが比較的若い世代を中心に患者数が増えてきています。また、最近、梅毒の患者数が増えてきていることもたびたび報道されています。
治療を途中でやめてしまったり、パートナーが治療を受けていないと再発を繰り返して悪化するケースがよくありますし、母子感染で次世代にも影響を与える可能性もあります。また、複数の性感染症に罹患していることも珍しくないので、症状があったら速やかに医療機関を受診して、しっかり治療を受ける必要があります。

尿道炎

男性に多く見られる尿道の細菌感染です。

原因として

尿道炎の原因としては、性行為の際に細菌感染します。細菌には、クラミジア、淋菌、腸内細菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマなどがあります。

症状として

尿道炎の症状としては、排尿時の痛み、尿道の違和感、尿道から膿がでる、足の付け根が腫れる、などがあります。

治療方法

内服薬や注射による治療があります。治療後は、症状が改善していても菌が残っている可能性があるので、尿検査を受ける必要があります。

主な性感染症

梅毒

性的接触を介し、皮膚や粘膜の病変との直接接触により感染し、潜伏期間は約3週間です。症状が、第1期から第3・4期と変わっていくことが特徴です。
第1期:赤色のかたいしこりやただれが感染した部位(性器や口)、リンパ節が腫れます。
第2期:第1期の症状が起こった後、3~12週の間に発熱や全身倦怠、発疹が現れます。発疹のタイプは様々です。
第3・4期:10~30年の間に、心臓、血管、脳が冒されていきます。
放置すると精神神経異常や死に至ることがあり、母体の感染で新生児が先天性梅毒になる可能性があります。
顕微鏡観察か血液の抗体検査で診断し、治療には主にペニシリン系の抗菌剤を使用します。

性器クラミジア感染症

性的接触を介し、粘膜との直接接触により感染し、潜伏期間は1~3週間です。症状は、男性と女性で大きく異なります。
男性:排尿時の痛みや尿道の痒み。
女性:ほとんど無症状か、軽い違和感など。
放置すると、不妊、流産・死産の原因になる可能性があります。女性は症状がないことが多いので注意が必要です。
性器や尿道からの分泌液や尿、口腔内の抗原検出や核酸検査(PCR)で診断し、マクロライド系やニューキノロン系の抗菌薬で治療を行います。

尖圭コンジローマ 

性的接触を介し、皮膚や粘膜の病変との直接接触し、潜伏期間は3週間~8ヶ月です。特徴的な鶏冠様の腫瘤が性器や肛門周囲などに現れます。
放置した場合、20~30%は3ヶ月以内に自然治癒しますが、悪性転化することもあります。
病変部の観察や病原体の核酸検査(PCR)で診断し、治療には、切除・レーザー・クリームの塗布などがあります。

淋菌感染症 

性的接触を介し、粘膜との直接接触により感染し、潜伏期間は2~7日です。咽頭や直腸の感染の場合、自覚症状がなく、気付きにくくなっています。
男性:排尿時の痛みや濃尿
女性:おりものや不正出血。症状がほとんどない場合もあります。
放置すると不妊の原因になる可能性があり、母体が感染していると新生児が淋菌性結膜炎になることもあります。
性器、尿道、口腔などから採取した病原体分離培養や核酸検査(PCR)で診断し、治療には抗菌薬を使用します。

性器ヘルペス 

性的接触を介し、皮膚や粘膜の病変との直接接触により感染し、潜伏期間は2~10日です。
症状は、最初に性器の痒みや不快感が起こり、その後、水泡やびらんができて強い痛みを起こします。痛みが強いため放置されることはまれですが、放置していると2~4週間で自然に治り、再発を繰り返す傾向があります。
病変部からのウイルス分離、抗原検出や核酸検査(PCR)で診断し、抗ヘルペスウイルス薬を用いて治療します。

性器カンジダ症

性的接触を介してうつる可能性がありますが、潜伏期間は不明です。症状がまったく出ないケースもよくあります。
男性:症状が現れることはほとんどありません。
女性:外陰部の痒み、おりものの増加。
症状がないまま原因となっているカンジダ属の真菌を保有し続けることもあります。治療を受けずに治ることはありません。
顕微鏡観察等で病変部からの胞子や仮性菌糸を検出したり、病原体の培養により診断し、腟錠や軟膏・クリーム、経口薬といった抗真菌剤を使って治療します。

腟トリコモナス症

尿道や性器からの分泌物との接触により感染しますが、下着やタオルなどを介して感染することもあり、潜伏期間は定まっていません。
症状は男女ともにほとんどありませんが、女性はおりものの増加、外陰部や腟の刺激感やかゆみで気付く場合もあります。
放置して治ることはなく、再発を繰り返します。
性器や尿道から病原体検出、病変部の顕微鏡観察で診断し、メトロニダゾールで治療を行います。

ケジラミ症

性的接触を介し、陰股部、陰毛との直接接触による感染の他、衣類や寝具などを介した感染が起こる場合もあります。潜伏期は定まっていませんが多くは1~2ヶ月です。
症状は、陰股部を中心とした寄生部位のかゆみです。
放置しても治ることはなく、症状が悪化していくことも多くなっています。
皮膚や陰部、毛髪などに虫体や卵がないかを確認して診断し、フェノトリンのパウダーやシャンプーなどを用いて治療します。

Tel.03-5888-7407診療時間 午前 9:30-12:30/午後 15:00-18:30

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